世界遺産!バチカン市国『ピオ・クレメンティーノ美術館』

どうも~ジーナ(@JiNA_0318)です☻

前回はバチカン美術館内にあるピナコテカ(絵画館)をご紹介したので、今回はピオ・クレメンティーノ美術館をご紹介します~

ピオ・クレメンティーノ美術館は、いくつかの部屋に分かれているのですが、私が見学したルートを順にご紹介していきます!

「ピーニャの中庭」

こちらはバチカン美術館内にある「ピーニャの中庭」です。

ピーニャとは松ぼっくりのことを意味していて、庭の中心には大きな錬金ブロンズ製のピーニャがあります。

ピーニャには豊穣・復活・不死という意味があって、バチカンのシンボルとなっています。

ピーニャ像の向かい側は、こんな感じの景色が広がっています~

「ベルヴェデーレの中庭」

ピーニャの中庭を後にして、次は「ベルヴェデーレの中庭」へ行きました。

こちらは教皇宮殿の建築家であったミケランジェロ・シモネッティによって、18世紀に設計された庭で、「ハ角形の中庭」とも呼ばれています。

16世紀に教皇ユリウス2世が集めた彫刻を飾ったことで始まり、庭の内部には古代ギリシャ時代やローマ時代の彫刻が飾られています。

「ペルセウス」

八角形の中庭には、たくさんの彫像が並んでいるのですが、目を引くのがこちらの「ペルセウス」の作品です。

中央の像はギリシャ神話の英雄として知られるペルセウス。

天空神であり神々の王でもあるゼウスを父に持ち、母はアルゴスの王女・ダナエーであったため、神と人の血を半分ずつ受け継いだ半神です。

そして気になる右手に掲げているのは、ペルセウスの手によって退治された、蛇の髪を持つメドゥーサ。

見た者を石に変えてしまう力を持っていたメドゥーサですが、悲痛の表情が何とも言えないですね。

この作品は、イタリアの彫刻家・アントニオ・カノーヴァによって18世紀に造られた物です。

「ラオコーン像」

ベルヴェデーレの中庭で絶対見逃したくない作品が、こちらの「ラオコーン像」です。

神官ラオコーンがトロイ戦争の際に、女神アテナの怒りを買ってしまい、2人の息子と蛇に締め付けられ殺されてしまうシーンを作品に残したものです。

ラオコーンは2人の息子を助けようとしますが、力及ばず3人とも命を落としてしまいます。

この像は1506年にローマ皇帝ネロの宮殿の近くで発掘され、ミケランジェロや西洋美術に大きな影響を与えた作品です。

作者はアゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロスの3人の彫刻家であると言われています。

「ミューズの間」

ベルヴェデーレの中庭の次は、館内にある「ミューズの間」に行きました。

ミューズは英語読みで、もともとはギリシャ語のムーサと読むのが正しいようです。

英語のミュージック(music)の語源になっています。

「アポロンとムーサたち」

こちらの部屋には、トンマーゾ・コンカ作の天井画があります。

アポロンとはギリシャ神話に登場する光明・医術・音楽・予言を司る神。

ミューズは歴史・抒情詩・喜劇・悲劇・舞踏・恋愛詩・讃歌・天文学・叙事詩を司る、9人の女神のことです。

「ベルヴェデーレのトルソ」

そしてミューズの間には、ベルヴェデーレのトルソが、部屋の中央に飾ってあります。

先ほどご紹介したラオコーン像よりも前に造られた彫像で、紀元前1世紀の作品と言われていて、教皇ユリウス2世の時代に発見されました。

このトルソが発見された時代は、ミケランジェロが活躍している時代。

教皇ユリウス2世から失ってしまった部分の修復を依頼されたのですが、「このままが美しい」と言ってミケランジェロは断り、現在も発見されたままの姿で残されています。

ラオコーン像と同じように、当時の芸術家に大きな影響を与え、ミケランジェロが絶賛し「最後の審判」にも大きな影響を与えたと言われる作品です。

「キアラモンティ美術館」

キアラモンティ美術館は、クレメンス14世とピウス6世によって建設され、キアラモンティ家のピウス7世によって整備された美術館です。

歴代の教皇によって造られた美術館には、ギリシア彫刻とローマ時代の複製された彫刻が、およそ1000体飾られています。

「動物の彫刻の部屋」

キアラモンティ美術館からミューズの間へ行く間で、こちらの部屋を発見!

犬・鹿・馬・ライオン・鳥・ライオンなどの、動物の彫刻がたくさん飾られています。

バチカン美術館はベルヴェデーレの中庭から、見学する人が増え賑わうのですが、動物の間は人が少なくなっているので、ゆっくり鑑賞できる穴場スポットです。

動物の彫刻だけでなく床にも動物が描かれています。

18世紀に発見されたモザイクや、2000年前のモザイクもあり、ピオ・クレメンティーノ美術館の中でもモザイクが多く飾られている部屋です。

「円形の間」

18世紀にシモネッティによって設計された部屋の1つです。

名前の通り円形にデザインされた部屋の周りには、歴代のローマ皇帝や英雄ヘラクレスの像が飾られています。

部屋の中心に置かれているのは大きくて赤い水盤。

直径13メートルあるこの水盤は、何と驚くことに赤大理石を使った1枚岩で作られている作品です。

そして床にはギリシャ時代のモザイクが描かれていて、ドーム型になっている天井から優しく光が差し込む部屋となっています。

「ギリシャ十字の間」

こちらの部屋の特徴は、部屋の形が十字になっていることです。

床に描かれたモザイクは、ギリシャ神話に登場する女神アテナ。

女神アテナは知恵・芸術・工芸・戦略を司る神で、オリュンポス12神のひとりです。

美しくて思慮深い女神アテナは、守護女神とされギリシャの首都・アテネにあるパルテノン神殿に祀られています。

しかしポセイドンの愛人であったメドゥーサに、神殿を汚され怪物の姿に変えてしまったり、トロイの木馬が罠だと気づいたラオコーンを蛇で殺してしまったり、怖い一面も持っている女神です。

ギリシャ十字の間には、女神アテネのモザイクだけでなく、大きな石棺があります。

写真に写っているのは、コンスタンティヌス帝の母である聖ヘレナの石棺。

聖ヘレナは60歳の時に洗礼を受け、320年頃にゴルゴタに巡礼しイエス・キリストが磔になった十字架を発見します。

その後、イエス・キリストが十字架に磔になり復活した場所に聖堂を建て、聖人として認められるようになりました。

息子のコンスタンティヌス帝は、ローマで初めてのキリスト教皇帝となり、母と同じように聖人とされています。

「ピーガの間」

ピーガとは二頭立て戦車のこと言い、部屋の真ん中には古代ローマ時代(1世紀)のものとされるピーガが飾ってあります。

映画「グラディエーター」でラッセル・クロウが演じたマキシマスと、戦車騎馬隊が戦ったシーンにピーガが登場するので、気になる方は是非見てくださいね!

今回はここまで!次回も引き続きバチカン美術館のご紹介をします~

お楽しみに~☺

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